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tOkYo rAiDeRsによる観戦試合のメモです。次節のためにウソをつくこともありますのでご了承ください。


2002年JFL 第10節 03/08/2002 18:00 K.O.
ジヤトコ 0-1 佐川急便東京SC ○

愛鷹広域公園多目的競技場
曇時々晴(湿気あるも涼しげ)

去年、個人的に大事件の起きた雨の鴨川とアツーい裾野でジヤトコに2敗と勝点を1点も奪えなかった佐川東京。そのジヤトコが今節の相手。HONDAと大塚を追いかける佐川にとっては、こんな相手でも負けはおろか引き分けすら許されない。しかも相手は順位は低迷しているが前節HONDAと引き分けるなど調子は上向き気味と、厳しい試合になることが予想された。

前半立ちあがり佐川は5バック気味にはいってきた。これに対しジヤトコはミドルシュートなどを積極的に放ち主導権を握ろうとする。結局これにより、佐川は相手にペースをにぎられるような形になってしまった。そんな中、相手ペナルティーエリア付近で2本の直接FKを得る。結果は2本とも得点にはつながらなかったが、これによって相手が事前に収集した情報どうりセットプレーからの失点が多いことがわかった。その後は両チームともDF陣の踏ん張りによって決定的な場面を作らせず前半を終了した。佐川はDFが非常に良かったと思うセットプレー時以外は決定的な場面をほとんど作らせなかった。

後半、佐川は立ち上がりにFKからの素早いリスタートからチャンスを得るもサイドネット、惜しい。ジリジリするような展開が続く。佐川は後半10分頃小幡に代え馬目投入、直後にジヤトコも河村を投入、CK時に残す人数を減らし勝負に出てくる。この後、佐川は前線でのパス出しがワンテンポ遅かったり、ミスによって中途ハンパな位置でボールを奪われるようになってしまい、逆にジヤトコは相手両サイドを突く攻撃で佐川をピンチに陥れるがDF陣の踏ん張りで佐川はこれを切りぬける。コレが非常に大きかった。

後半29分不可解なことにジヤトコはそれまで抜群の運動量を誇っていた関根を交代させてしまう。これによって右からの攻撃がほとんど無くなった。しかし、佐川に得点は生まれず、さらに嫌なことに後半41分相手DFが二枚目のイエローで退場になってしまう。これで守備をガチガチに固められて引き分けてしまうのかと、不安がよぎった直後に馬目のゴールが生まれた、後半43分右の浅い位置でもらったFKを熊谷が蹴る馬目が裏に脱け出してヘディング、ボールは前気味のポジショニングをとっていた相手GKの上を越える山なりの軌道でゴールの中に入った。退場によって攻めるのか守りきるのか迷いがでた一瞬の乱れをついたゴールだった。

その後ロスタイムもキッチリ守りきり、念願のジヤトコ戦初勝利を飾ったのだった。苦しく、厳しかった、でも勝点3をもぎ取った。この勝利は非常に大きいし、チームが成長する為の大きな糧となったと思う。また、この日、大塚が引き分けた為2位に浮上し一歩、勝点差は変わらないが順位だけはHONDAに近づいた。

次節は横河戦。去年連勝している相手とはいえ守備が強化され守り勝っていくチームに変ったようである。去年と同じと思って行くと痛い目に合いそうなので気を引き締めてってもらいたい。次で負けてしまってはこの勝利も無駄になってしまう。確実に勝点3を獲って欲しい。

試合会場となった愛鷹多目的競技場はバックスタンドが綺麗な芝生で試合開始まで我々はのんびりと?寝っころがッたりプロレスごっこをしたりして過ごしたのだった。鴨川でも芝生で見てみたいなと思ったりもした。(I)

愛鷹広域公園多目的競技場
03/08/02 @Numazu  ©Copyright 2002  tOkYo rAiDeRs


都内の渋滞でなかなか車が進まなかったが、試合の2時間半ほど前に沼津インターを降りる。軽く食事をしてから、1時間ほど前にスタジアムに到着。

愛鷹広域公園多目的競技場はジヤトコのファンの間では「聖地」と呼ばれているらしいがわかるような気がする。トラックを備えた陸上競技場でメイン以外は芝生席というどこにでもありそうな陸連対応スタジアムなのに…。愛鷹山の中腹にあたるのだろうか。山の斜面に広がる広域公園の中に鎮座するその多目的競技場には、ある種の神々しさが感じられた。もしもジヤトコがJに参加することになり、かつ愛鷹をホームスタジアムにするとしても、ちょっと改修すればトラックはあるものの、ファンにとって魅力的な競技場になるのは間違いない。そういった場の空気が満ちている。見た目以上のスタジアムだ。と、ほめたところで、さて試合だ。

今年は一度だけの対戦だが、相手のジヤトコに昨年2戦2敗の佐川東京。どうしても勝ちたいところ。しかしジヤトコの現在の成績は勝点6。なぜだ?。そんな疑問をずっと持っていた。なんといってもジヤトコはJ1経験者や地元大学の優秀な選手がごろごろいる実力チーム。簡単に勝てる相手ではない、はず。そのため我々としては相手の現在の成績は無視して、1点を争う試合を覚悟していた。

前半、ジヤトコは4−4−2の基本通り、サイドを効果的に使い、きちんとシュートで攻撃を終えるといういい形を展開。一方、佐川東京は攻撃時3バック気味になる相手に少々てこずっている。はたと気がつくと、なんともはや、お互いがバックラインを上げあって非常に狭い地域での中盤のせめぎあいが続いている。J1から数えてJFLは、それぞれの判断はあるだろうが、世界的な常識から鑑みると“一応”3部リーグ。はっきり言うが3部リーグでこれだけ高度な戦いを見られるのは日本だけではないだろうか。いろいろな国の下部リーグを見てきたが、少なくともセリエC1でも、イングランドの2部リーグでも、エスパーニャのセグンダBでも見たことがない。目においしい。

後半に入っても一進一退の攻防が続くが、徐々にジヤトコがいい形を作りはじめる。白眉は7番。足が速くサイドからバックラインの裏をつく動き、そして前線からの徹底的な追いまわしがいやらしいほど。おまけに味方を指示しかつ鼓舞するように声も良く出している。ボールをもらってからのプレーに課題はありそうだが、よい選手だ。そこに8番などがからみいい感じの攻撃が。加藤の好セーブで事なきを得た場面も何度か。なんでこのチームが勝点6なのだ?。相手サポータの応援もなかなかのグルーブ感が出てきている。もう一度いう。なんでこのチームが勝点6なのだ?。わからない。

一方、佐川東京も狙いどおりの攻撃を展開する。しかしながら、全般的には相手のポジショニングとプレスを遠因とした、佐川東京側の中盤におけるボールの持ちすぎもあり、時にはシュートがサイドネットをゆらして我々がずっこける場面もあったりはするのだが、なかなかゴールを割れない。とはいっても、こちらも安定感抜群の3バックとボランチふたり、両サイドの守備のケア。そして加藤の堅守で得点を許さない。

そんな中、試合が動いたのは相手の7番の交代がきっかけだ。「なんであんなに動ける選手を代えるのか?」。我々は首をひねった。とともに、ほくそえんだ。おいしい。そのつかのま、DFの今日2枚目のイエローで相手は10人に。ところが交代枠を使い切っていたため、代わりの選手が出せない。これで守備を固めてくるかと思ったら、そんなこともない。修正がうまくいかずバックラインに破綻が見えはじめる。これまた、おいしい。そこをついて早いフリーキックから交代出場した馬目のヘッドでついに後半43分に得点。緊張するせめぎあいをしている試合では、ほんの一瞬で勝負が決まるものだ。その経験則が表出した一瞬だった。そして長いロスタイムを乗り切ってタイムアップ。0対1で佐川東京は勝点を23にのばした。

しかし、再びいうが、なんでこのジヤトコが勝点6なのだろうか。ひとつ気になったことがある。帰り際、我々が佐川東京の選手や監督を待っていたときのことだ。ジヤトコの退場した選手が観戦に来ていた知人に対して「見事な退場っぷりだったろ?」と声をかけていた。テレもあるのかもしれないが、以前からジヤトコ側に感じられたこのあたりの選手の感覚に勝点6の原因のひとつを見たような気がした。そして、もうひとつ。勝負に来たのは分かるが、7番の交代とDFラインがイエローをもらった試合での交代枠の使いきり…。選手個々の力量もなかなかのものだ。戦術も徹底しているし、我々の好みかどうかはまったく別の問題だが、サポーターも頑張っている。それが結果に現れないのは上記したあたりに原因があるように感じたのだがどうだろうか?。

正直いうとジヤトコは好みのチームではない。いや。はっきりいうと昨年負けたこともあるけれど、我々の間ではジヤトコ嫌いが主流である。よく考えると、その理由は上記の観察とシンクロナイズしている。もちろん、学生ではないのだから、結果が全てだ。フットボールへの真摯な態度などなくても結果が出れば官軍。しかし、結果が出なければ、それは最大の問題になるということだ。

最後に。もちろん佐川東京には、これからもプレーのレベルをあげ勝利を得てほしいのだが、そのためにも、今日の相手チームを他山の石として、当然のことだが「どうしても」という時以外のイエローは避けてほしい。と、あたり前のことを改めていってみる。といっても、実は、佐川東京は今年、イエローが非常に少ない。この無駄な反則をしないという現在の姿勢は続けられたし。きれいごとではない。無駄なイエローは勝つためには邪魔なだけなのだから…。審判の批判をするのは簡単だが、それよりも審判のクセや基準を素早く感じ、ゲームを展開していくこと。今日、我々も改めてそのことを学んだといえるだろう。

そんな意味でも、今日はおいしい一日であった。(Y)


桜海老かきあげどんぶり
03/08/02 @Numazu  ©Copyright 2002  tOkYo rAiDeRs


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