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tOkYo rAiDeRsによる観戦試合のメモです。次節のためにウソをつくこともありますのでご了承ください。


2002年JFL 第11節 11/08/2002 14:00 K.O.
○ 佐川急便東京SC 9-0 横河電機

多摩市立陸上競技場

巷では東京ダービーとも言われることのある佐川東京VS横河電機。個人的にも思い入れのあるカードだ。と言っても別に大したことないのだが昨年4月1日東京に引っ越してきた初日に新宿からふらっと電車に乗り西が丘サッカー場に足を運んだら2001年JFL開幕戦ということで横河と佐川東京が試合をしていた。その試合が僕にとって初めての佐川東京だった。8月、僕の19歳の誕生日には多摩陸で同じく佐川東京と横河の試合を観た。嘉悦の美しいゴールが誕生日プレゼントとなった。

前節愛鷹でジャトコとの苦しい一戦をモノにして7連勝を飾った佐川東京。僕らも車で愛鷹まで応援しに行ったのだが状況の異なる多くの試合を経験しながらチームが成長していっているのが実感できる。このまま連勝を続けていきたい。

今日は世間はお盆休みに入るということもありスタッフや選手の家族、また他チームのファンの人なんかもフットボールを観に多摩陸に集まっていた。そして今日も暑い。まあこれだけ続けば慣れた感じもあるけど。っていうか風があっていつもよりは涼しかった。

14時キックオフ。スタメンは最近続いているいつものメンバー。GK加藤。DF川村、鈴木、伊藤。MF井上、川瀬、米山、熊谷。FW小幡、山本、笠木。

序盤から横河は佐川東京ゴール前に迫ってくる。左右にボールを振り揺さぶりをかけたり左サイドからは何度も金が突破したり池上はベッカムのように(単に背番号が同じなだけ)何度もクロスボールを入れたり。いや、ホントこれだけ攻めたら疲れないかというぐらい。しかもちゃんとフィニッシュで終えてる。なかなかいいね(笑)。けどゴールは決まらない。佐川東京は一度正男がGKと1対1になるシーンがあったが止められた。そして17分あれだけ攻められていた佐川東京に先制点が入る。山岸に一度止められてこぼれたボールを笠木新が左足できっちりと詰めた。なおも攻めてくる横河。なかなかやるじゃないか。もっと上位にいてもいいぐらいの力はもっているんじゃないの?横河の再三続く好プレーには僕らも感嘆の声を挙げながら拍手を送った。けど2点目めも佐川東京。ゴール正面30mくらいのとこからのFK。熊谷の素早いリスタートに小幡が反応。反転ボレー。美しい。いやっほう!素晴らしく省エネ!模範的夏のフットボール!その2分後の35分には山本正男がゴールを決め3ー0。しかしそれでも何度も金が左サイドを突破してくるので井上公平を下げて梶山を投入。梶山は左へ。そして川瀬を右にもってきた。当初金は川瀬のサイドに来ると思っていたが逆だったため守備力に定評のある川瀬を前半途中で右ワイドに回し井上公平を下げ梶山を投入するという采配に出たようだ。結局前半はシュート4本で3点を決めた。

後半、ホンダを追い掛ける意味で無失点で抑えなるべく多くのゴールを奪いたい。と思っていた早々山本正男が決める。53分にも山本正男!これでハットトリック。そしてこのゴールの直後に右手拳を握り余裕だよっと軽くポーズを決める。カッコイイ。まだゴールラッシュは続く。疲れ果てた笠木新に代わって入った竹谷がワントラップ反転シュートを決めて6ー0。上背といいプレースタイルといい川崎フロンターレの加賀見のようだ。競り勝つ場面も増えてきたしこれからも笠木とのポジション争い楽しみだ。さらに78分にホナウド馬目、84分には山本正男が加点。89点には山岸のポジションと風向きを考えて米山が超ロングシュート。で、これが決まってしまう。マジかよっ!?9ー0!!!!佐川東京は省エネフットボールだったけどゴールの決めすぎでバテバテ。横河も予想通りバテバテ。そしてタイムアップ。

しかし佐川東京の守備陣の安定感はここ最近抜群である。落ち着きがあり点を取られる気配がしない。また移籍当初やや不安があった加藤も連携面で慣れてきたのかチームにフィットしてきた。チームメイトに試合中送る的確な指示は明解でまた大きくスタンドの僕らにも聞こえる。

結局9ー0という新記録を樹立して勝ってしまったわけだがこれからホンダとの直接対決も控え闘いはまだまだ続く。中断期間中しっかりと準備を行い再開に備えてほしいものだ。

また1週間練習も休みに入るが来週からまた練習も再開するようなのでお時間ある方は砂町に行かれてはどうだろうか?Jチームとの練習試合も何度か組まれるようである。(T)



当初は「こんな暑さの中だからなるべくエネルギーをセーブして、簡単に点をとり、余裕を持って戦いたい」。そのくらいのことしか考えてはいなかったのだ。もちろん、ここまでの差になるとは思わなかった。その結果が9対0である。フットボールで9対0。多摩の夏の午後、何かが壊れた。

前半は横河がとてもよい。左サイドを中心に攻めてくる。間違いなく昨年のチームよりも出来が上である。今の位置にいるのも頷ける。基本的に他人に興味がない筆者は相手チームの応援を気にしないのではっきりはわからないが、本部席前に陣取ったらしい(不思議なことをするものではある)横河の応援団も盛り上がっていたようだ。横河のシュートが佐川東京のゴールマウスを襲うが佐川東京は現在絶好調の3バックとダブルボランチを中心にゴールネットを割らせることはない。そんな、隙をついて佐川は3得点。前半のシュートはたった4本である。横河はその倍以上のシュート数。フットボールの常識が壊れたといえるだろう。試合の流れを鑑みても、これで勝利はほぼ見えてきた。

後半開始前、Hondaとの得失点差を考えると、「あと3点ぐらいはほしいなあ」という声が出る。その声が届いたのか、あれよあれよというまに佐川東京は得点を重ねていく。落ち着いて山本が決め。笠木に交代した竹谷も点を決めた。ついには、相手キーパーのゴールへのバックトスなども決まり9点。観客の勝負への興味は5点目が入ったあたりで壊れていた。最後に我々も歓喜に壊れた。ちなみにこの結果で佐川東京のJFL残留も決定した。

筆者は他人のことにはまったく興味がないため見ていないので後で知ったが、横河の応援団は終了前に帰っていったらしい。これも人それぞれだ。コメントのしようがない。ピッチの上に限っていえば、横河には熊本や宮崎、ジヤトコと同じ匂いを感じた。それぞれ、上手い。力もある。ことに横河はジヤトコと同じくらい、おそらく今のJ2でも戦えるだけの遜色ない力はあるように思う。だいたいJFLのレベルで大きな力の差などない。ではなぜこのような得点差になるのだろうか。それは試合への取り組み方、フットボールへの関わり方、セルフコントロール。このあたりが差となって現れたのではないだろうか。暑さの中、試合をどう構築し、少ない観衆に腐らず、審判のクセを読み、自分の力をどのように使うか。逆にいえば佐川東京の選手には、このあたりに一日の長があったのでは、と。我々も基本的にこういった態度で試合に臨み、試合後も「力の差はなかった」、「審判にやられた」、「この暑さじゃ」などという意味のない負け惜しみを言わないように心がけようと改めて誓うのだった。

とにかくこの暑さの中、切れもせず、しっかりとゴールマウスを固める佐川東京守備陣の力には本当に頭が下がる。この連勝も、ここ数試合の零封も、彼らの力が根底にあってこそだ。もちろん今日のJFL記録の9−0もである。しかしながら守備と攻撃がいい形になってきたところでJFLは2ヶ月近くの中断。10月からの最後の6試合も厳しい相手との戦いが続く。11月には良い結果を迎えられるように。そう願って我々は多摩をあとにした。

都内に帰り、夜はレイダーズの夏の飲み会だった。スペシャルゲストとともに3時間あまり楽しいひと時を過ごし、今日の勝利を祝い壊れた。そしてメンバーのひとりの携帯も勝利を祝って(?)壊れた。よい日だった。 (Y)

喜びのあまり壊れた携帯
11/08/02 @Meguro  ©Copyright 2002  tOkYo rAiDeRs


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