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JFL 第10節  25/05/2003 13:00 K.O.

愛媛FC 4-1 佐川急便東京SC

愛媛県総合運動公園球技場  曇り→小雨→晴れ・暴風

完敗。それ以外の言葉は何も出て来ない。

順位は佐川東京の方が上ではあるが、愛媛FCも今シーズンはホームで負け無し。しかもピッチコンディションは、芝が所々はがれている状態。佐川東京にとって決して有利とは言えない中、試合はスタートする。

スタメンは、加藤、伊藤、鈴木、冨山、田島、山根、熊谷、米山、笠木、戸田、馬目。リザーブに、佐野、川村、井上、田中、嘉悦

開始早々から、愛媛は前線から積極的なプレスをかけ、佐川東京からボールを奪っては素早い攻撃を仕掛けてくる。ペースは愛媛が握り、佐川東京は苦しい立ち上がり。

前半10分過ぎ、愛媛の積極的な攻撃に佐川東京DF陣が混乱し、クリアボールがゴールポストに当たってしまうハプニング。この跳ね返りを愛媛FWがシュート。加藤竜二が体を張ったセーブでかろうじて、シュートをブロック。ほっとするのもつかの間、これはこの日の悪夢のプロローグだったようだ。

前半13分、センターサークル付近でパスの繋ぎに苦慮する佐川東京から、愛媛DF五藤がカット。そのまま一気に、ペナルティエリアまで進出。左の角度のないところから、思い切り良くシュート。これが決まって、愛媛が先制。

勢いに乗る愛媛はその後も積極的な守備、カウンター攻撃で佐川東京を圧倒。この辺りから、ピッチには加藤の「サポート!!」の声が度々轟く。中盤で組織的なプレーが少ないゆえ、ボールキープができず、加藤はかなり後方でイライラしているのが分かる。

勢いのまま責め込む愛媛は、前半21分にセットプレーからエリア内のこぼれ球を拾った星野が佐川東京ゴールにシュートを押し込む。これで2−0。今日の流れからすると、大量失点もありえるかなりいやな流れだ。実際、その後35分、40分と立て続けに相手選手とエリア内で1対1の決定的場面を迎える。加藤の再三のファインセーブで救われたが、もう見てられない。攻め込まれながらも、何とか2失点に抑えて、前半終了。

ここで、ふと思い出した。愛媛は2週間前、ソニー仙台を相手に前半であげた3点差を守りきれず、引き分けていたことを。まだ、いけるかもしれない。

後半開始から、佐川東京は笠木を下げ、嘉悦をピッチに送り込む。

嘉悦が入ったからか、愛媛が多少バテているのか、後半開始からは佐川東京がペースを握りだす。前半はチャンスらしいチャンスもなかったが、開始早々から熊谷、嘉悦、米山がシュートを放つ。嘉悦のコントロールシュート、米山のミドルシュートは、あわやゴールという場面も。期待は膨らんでくる。

後半15分、佐川東京は田島を下げ、田中をピッチに送り込む。戸田を右ウイングに入れ、田中は右のシャドー気味にポジションをとる。その田中は、登場早々、山根が右サイドから折り返したボールのクリアを、ミドルレンジから思い切りシュート。愛媛GKがいったんははじくも、すぐにキャッチし、ゴールには繋がらなかったが、田中の動きにも期待が持てる。良い流れになってきた。

しかし、この佐川東京の攻勢を冷静に受け止めた愛媛は、後半23分、センターサークル付近でボールを奪い、縦にスルーパスを送る。これに反応したFWと加藤がまたもや、1対1。強烈なシュートを放つが、これも加藤が体をはってセーブ。加藤は足を痛め、佐野と交代かと思われたが、痛みをこらえてそのままゴールを守る。

この気迫に後押しされたのか、佐川東京は再び攻勢に出る。後半28分、伊藤琢矢から出た縦フィードに、馬目が精一杯のジャンプでヘディング。相手GKの頭上を越えたループシュートがゴールネットを揺らし、1点差に詰め寄る。

勢いに乗る佐川東京。続く後半30分過ぎに、右から戸田が放ったFKに馬目が頭から飛び込むも、わずかにボールに届かず、ゴールラインを割る。これが今日の運命の分かれ道だった。

後半34分、守勢に回っていた愛媛は、左サイドからカウンター攻撃を仕掛け、一気にドリブルで仕掛けてきた愛媛MF川井が、エリアであっさり佐川東京ディフェンスをかわすと、加藤との1対1の局面で冷静にゴールを決め、3点目をゲット。一気呵成に勝負をかけてきた佐川東京には、あまりにも痛い失点であった。事実、ここで佐川東京の動きは一気に落ち、再び愛媛FCがペースを握る。

後半43分には、冨山がエリア内で相手選手に犯したファウルによって得たPKまで決められ、1−4。そのまま試合は終了。久々の大敗となった。

この日の佐川東京は、攻守とも連携が取れていない場面が多く、また、中盤(特にボランチ二人)の出来が悪く、そこでボールをカットされてはカウンターを受けて(あわや)失点、という場面が多く目に付いた。選手層の厚さや総合力では、佐川東京の方が上ではあるのかもしれないが、相手が良いパフォーマンスを見せ、こちらのパフォーマンスが悪ければ、このような結果になることも全く不思議ではない。この大敗を、今後の反省材料、発奮へと結び付けて欲しい。最後に、加藤竜二選手、あなたのパフォーマンスだけは光っていました。歴史的な敗北を免れたのは、痛みの中、体を張ったセーブがあったおかげです。

試合後、頭のなかをこの言葉がよぎった。「勝ちに不思議な勝ちあれど、負けに不思議な負け無し。」(by野村克也)(S)

惨劇の舞台、愛媛。韓国マスコミも卒倒モノのピッチコンディション
25/05/03 @Ehime  ©Copyright 2003  tOkYo rAiDeRs



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