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tOkYo rAiDeRsによる観戦試合のメモです。次節のためにウソをつくこともありますのでご了承ください。


練習マッチ  02/03/2003 13:00 K.O.(一本目)14:30 K.O.(二本目)(45min×2)

東芝府中 0-2 佐川急便東京SC

東芝府中グラウンド  晴れ

日曜の午後の、閑散とした工場地帯の中を歩いていくと、忽然と緑のフィールドが現れた。隣接する名門ラグビー部の施設に比べれば、質素そのものではあったが、れっきとした芝のピッチだ。今日は、この東芝府中グラウンドの主、東京都一部に属する東芝府中と佐川東京Bチームとの練習試合だ。

注目はズバリ、完全復活間近のエース嘉悦の出来であった。

先発シャドーの左で出場したオレ達の7番は、キレの良いドリブルを披露。 ときにはターンで、ときにはジグザグに東芝府中ディフェンス陣を軽く抜き去り、その後はお約束通りシュートをバーに当てるなど(?)本来の動きを見せた。

前半のみの披露であったが、運動量も多めで(!)充分なアピールとなった。開幕スタメンを信じて止まない我々にとって、快哉を叫ばずにいられない光景だった。

さて、今年のテーマとして上げられているのは、「サイドからの攻撃力の強化」と「ボールを奪われた後の守備意識」である。

まず、「サイドからの〜」に関しては、右は横浜FCから移籍の田島が迫力あるプレーを見せ、一応の手応えを掴んでいるようだが、左サイドに関しては結論が出ていないというのが現状だ。

今日の試合では、実は暫く気づかなかったのだが、なんとベガルタ仙台から移籍してきた光岡眞矢が左ワイドを担当していた。光岡といえば、スピードタイプのFWのイメージが強い。これは意外だ。まだ本調子ではないのか、彼の持ち味である縦へのスピードを活かしたプレーはついに見られなかったが、これを継続的に続けるのならば、サイドからの攻撃という意味ではまさしくウルトラCだ。楽しみに見守っていたい。(まあ、全く環境の違う新天地に来て、いきなり違うポジションをこなさなければならないというのも本人的にはなかなかキツいモノがあるだろうが…。俺は期待してます。)

さて、もうひとつのテーマに関しても、この試合を見る限り良く意識されているようであった。

中盤で攻守切り替わった時も、まず中盤がコースを潰し、リトリートをかけて遅らせつつ、最終的には複数でボールを奪うという一連の流れが出来ていたようであった。この一連の作業の第一歩を担っていたのがボランチに入っていた桂。運動量の多さと読みの鋭さは流石。ただ、後半ややパスの精度を欠いた。久保による最終ラインの統率も問題無し。この試合、ゴールマウスを守った阪本は、加藤竜二の薫陶か、良く声が出ていた。

結果的には45分2本勝負で前半0−2、後半0−0の計0−2での勝利。2点をとったのはいずれも2年目の戸田有吾。機動力のあるこのFWは、フィニッシュへの持っていき方にも進歩を見せたようである。特に2点目は、ゴール前でクサビを受けフェイント一発入れて流し込むという、なかなかのモノでござんした。

この戸田も含めて、前日の鹿島アントラーズ戦で得点し、マッチアップした秋田豊をして唸らせたという竹谷英之も加わり、いよいよ前線は多士済々。開幕のピッチに立っているのは誰か?これも楽しみなところだ。

さて、この試合。これだけでは終わらない。後半、ボーナストラックが用意されていた。

まず、御役御免の嘉悦師匠にかわって時岡コーチを投入。3バックの中央に入り、ライン統率の実地指導といった趣で、盛んに声を出して若い阿久澤をリード。前線へのフィードもお手のものといった感じで攻撃面も演出。しかし、興が乗りすぎたか、センターサークル付近でチェックにきた相手をかわそうとして失敗。後半最大のピンチまでもついでに演出し、ベンチの失笑も買った。しかし、思慮深い彼のこと、きっとわざと阪本らに出番を作ろうという粋な計らいだったに違いない。…まあ、いいや。

後半、時折最終ラインの裏にアーリーを放りこまれた以外は全般的に押せ押せムードの中、ふとベンチをみやると、大貫監督が上半身裸だ。??。確かに前日までの大雨はウソのように晴れ渡っていたが、外気は非常に冷たい。日光浴には…。

…気にせず、試合を見よう。再びピッチに目をやりはじめたその視界の中に、間もなく白地に「33番」のユニホーム姿がフレームインしてきて、

(自分を指差しながら)
「ミツー! ミツー!(Raiders注:光岡選手のこと)…オレとかわれ!

ジャケット姿から、『スーパーマン』の如く着替えて、大貫啓一「選手」が出撃した。

さあ、大変だ。前半、嘉悦秀明にクギ付けだったボクの両目は、今度はこの一昨年の天皇杯では実に選手登録していた、アーリー全日空&東ガスのファンタジスタの動きに釘づけとなった。それにしても、オレとかわれ!…って。良い台詞だ。

後半シャドーに入っていた光岡にかわってシャドーの位置に。いきなり「こうやるんだ」とばかりに前線からの果敢なチェイシングを開始。巧みなボールキープ。ベンチも沸き立ったヒールパス。オフサイドにはなったものの、右足アウトでトップの笠木新に出したダイレクトの浮き球パス。ためいきものの洒脱なスルー…。カッコ良し。

いやあ、イイモノを見た。マジでヨイショでもなんでもなくて。監督。現役復帰。いかがですか? …えっ!?調子に乗るなって? ……失礼しました。 (K)




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